イナスト大会ルール 草案 【ドラフト】

 今回はイナストの特殊ルールの大会について述べていきたいと思います。中でも話題に挙がったドラフト制採用についてです。ドラフトというとプロ野球のドラフト会議を思い浮かべる方もいると思いますが、今回はその意味でのドラフトです。野球を知らない人にも、今回の特殊ルールがどういうことなのか説明したうえで、実際の想定される流れや課題、懸念を挙げていきたいと思います。

 

ドラフトとは

draft自体は人を選抜すること、の意味を持つ。ドラフトの正式名称は新人選手選択会議である。これをイナストの大会に取り入れようというのが今回の試みです。プレイヤーは選手を選択していき、それで16人を選びチームを作り、戦うというのが基本的な流れです。選び方については、プロ野球のそれを参考にしようと現在では考えていますが、一度本家の流れを確認しておきましょう。

 

ドラフト会議

~wikiより~

1巡目は入札抽選である。

  1. 参加する全球団が同時に選手を指名する
  2. 指名が重複した場合には抽選を行う。
  3. 抽選に外れた球団については、抽選に外れた球団のみで再度入札抽選を行う
  4. 全球団の1巡目指名選手が確定するまでこれを繰り返す。

2巡目は「球団順位の逆順」にウェーバー方式で選択。
3巡目は2巡目と反対の順番(逆ウェーバー方式)で選択。
4巡目以降は、ウェーバー方式と逆ウェーバー方式を交互に行い、すべての球団が選択の終了を宣言するまでこれを続ける。

 

イナストでの例

上に書いた流れに沿って、一例を考えてみよう。簡単化のため、A・B・C・D四人のプレイヤーを想定する。数字は対応しています。また、同名のキャラは本来は別々に扱います。

 

一巡目-

  1. 三人が希望する選手を運営に伝える。ここではA、B、Dの三人が円堂を、Cが天馬を希望したとする。そして、これらの希望選手を同時に公開する。Cは被り無しで天馬を選択したため、一巡目で天馬を獲得することが決定した。
  2. 一方、被っていた円堂の選択権を賭けて抽選をAとBとDで行う。ここでは、Aが当たりくじを引いたとし、Aが一巡目で円堂を獲得することが決まった。
  3. 4.外れくじを引いたBとDは、もう一度一巡目で希望する選手を選択する。ここでも希望選手は同時公開され、重複した場合はこの二人で抽選を行う。ここではBが豪炎寺、Dが剣城を指名したとする。重複しなかった場合、そのまま希望選手が獲得選手となる。

 以上から、第一巡獲得選手はA-円堂、B-豪炎寺、C-天馬、D-剣城となった。

 

二巡目ーここから先は順番に選手を選んでいくので、重複による抽選はない。その場でどんどん選んでいく。

今回はアルファベットの若い順、つまりA→B→C→D の順番で各プレイヤーが希望選手を選択をすると仮定する。ここから先は、残っている選手を順番に選ぶことになる。

一例としては、Aは風丸を指名し、次にBに指名権が来て信助を選択した。Cは壁山を、Dは霧野を指名し、二巡目の獲得選手が決まった。

第二巡獲得選手はA-風丸、B-信助、C-壁山、D-霧野

 

三巡目以降- これ以降は二巡目とやることは変わらないが、公平化のため前巡と指名の順番を逆にする。よって、D→C→B→Aの順番で選手を指名していき、獲得する。四巡目はまた順番をひっくり返して同様に選ぶ。五、六…以降交互に順番を入れ替えながら16巡させ、各プレイヤーがチームを完成させる。

 

大まかな想定される流れはこんな感じです。最後に懸念を投げかけてこの記事は終わりです。

懸念点

  • ドラフトの運営面
性質上リアルタイムで選択会議するので、大会参加者全員を事前に集めてイベントを行う必要があり、時間と手間はそれなりにかかる。
 
  • 一位指名の抽選の管理
一巡目のみ、希望選手を事前に伝え、公表して重複したところを抽選で決めるわけだが、事前に伝える相手(運営)がプレイヤーの場合、ドラフト戦略が筒抜けになってしまうので、非プレイヤー、第三者の協力が必要か?
 
  • 少人数の構築のゆがみ
このゲームで大事なキーマン補正要員だが、特に重要な補正であるB4、G4持ちはそれぞれ12人しかいない。完成されたチームはどちらの補正も2人ずつ入れているが、参加者の人数と選び方次第では一人だけB8を組めないなんてケースも。それを含めて醍醐味と戦略なのかもしれないが。

 

 

他にも懸念や改善色々ありそうなので、是非言及してください!!!!!!!!