【イナスト2013】革命的ツール gauge actions

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先日、正式に総合計算ツールがリリースされました。しかし、これだけではなく、まだまだ凄いツールも存在します。

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今回は、イナズマゲージに関するツールです。このゲームでは、イナズマゲージが試合中に多種多様な要素によって変動するため、当初は増加量どころか、要因を特定することすら難しかったです。しかし、昨年解析が進み、ゲージ増加の法則や、仕様の検証などが当ブログでも行われ概要は把握され、簡単な計算であればできるようにはなりました。
その一方で、未開拓の分野は上にあげた、ゲージを増加させる多種多様な要素、についてです。解析により、増加量を内部数値で表せるようになり、増加のトリガーになる行動も判明しましたが、一部のトリガーが未確認のまま放置されていました。
この解析結果自体も、当ブログで取り上げる計画はあるのですが、今回ツールが新たに生まれたことで、急遽順番を変えてツールを紹介したいと思います。

なお、元データはIEGS2013 Databaseというスプレッドシートにあります。興味のある方は別途お尋ねください。

 

 

【トリガー一覧/ツールの使用例】

まず、このゲームにおいてイナズマゲージを増加させる要因は23種類 です。
これは自然増加(+ドリブル中も)を含んでいるため、解析で増加量が判明したものは21種類 となります。

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灰色塗は、現時点で特定不能のトリガーです。これらの動作のたびに、ゲージが増えますが、その増加量は登録ポジションによって異なります。これにより、ドリブル中のゲージ速度が枝分かれしていたわけです。(とはいえ、FW以外は一律設定だったが)
また、増加量が0に設定されるポジションもあり、例えば17、テクニックアクションを空撃ちする行為はGKのみ恩恵を受けられます。

このように多くのトリガーを理解することはできたが、例えばスライディングの挙動はどのタイミングで発生しているのかわからない、もっといえばスライディング関連は始めは不明で、人間の力だけで本来特定はできません。しかし、今回のツールのおかげで、上記の分は、トリガーの内容を正確に把握することができました。

 

youtu.be

こちらは、ツールを実際に使用していた配信です。このツールの全貌は、試合中に発生したトリガーを、上記の表でナンバリングしている数字で、試合時刻の秒の桁に表示させる、というものです。パスをだせば00:02、シュートを打てば00:03と表示されます。
これにより、スライディングの増加判定も容易に識別が可能となりました。(対応表を受け取った時は、スライディングする、など記述が雑把であった)
が、全てを解読するには至らず、また自分だけでは考えることにも限度や視野の狭まりがあることから、今回こうしたツールを公開し、共に真理を解き明かす同士を増やすべく、紹介しました。
使用条件は、難しくありません。興味のある方、この先は、DMなどでお願いします。実質的に永続試合を行うことにもなるので、操作やノマシュの練習にも使える、というおまけもあります。

 

【ツールの注意点など】

  • トリガーは同時に発生するが、表示されるのは1つのみ
    ”スルーパス”というトリガーを発生させるとき、実際はパスを出しているため、2のトリガー通常パスも実際はゲージ増加に合算する。が、時計に表示されるのは19のみ。この現象故、残りの不明なトリガーも発生していても見落としている可能性もある。

  • 時間廃止バグ
    上述の通り、通常の試合と異なり時計が本来の機能を果たさないが、それゆえか謎のバグが発生している。(配信参照1:13:30あたりから)
    ゲージ増加の恩恵を、なぜか一人のキャラが吸収するというバグがある。
    ルーパスを出しても、挙句ドリブルで4人巻き込んでも、当事者でないキャラが回復してしまう。これは、のちに開発者に相談したい。

  • 多重検証が必要
    時間経過という概念が存在しないので、トリガーを見つけたとしても、それを通常の試合の時間経過をみて計算して合わなければ、確定させることはできない。(実際は複数トリガー発動している場合などを見落とす危険もある)
    要は、このツールだけで完結するわけではない。秒単位の、微小量の計算には、当ブログの過去記事なども参照。

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終わりに

今回も、総合計算ツールでともに協力した解析仲間に相談してサポートをもらいました。自分はこのゲームでバトルするのも好きですが、こうしてゲームを深く理解しようとすること、好奇心も旺盛であり、同士を海の向こうで多く見つけられたのは感慨深くもあります。解析は根気よく、粘り強くも多角的な視点を常に持ち続ける必要があるタフな作業です。一人でも、また一つでも、協力者やちょっとした意見・アイデアを募集しています。それが新発見への地道な一歩に他ならないので。

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